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アートギャラリー・美術館情報 - 2025年11月おすすめ展覧会

2025年11月開催のアートギャラリー・美術館の展覧会をご紹介します。開催スケジュールのほか、展示作品などの詳細情報をお伝えします。なお、最新の開館情報については、各美術館・博物館のホームページなどをご確認のうえ、ご来館ください。

東京国立近代美術館 所蔵作品展「MOMATコレクション」

東京国立近代美術館の代表的なコレクション展「MOMATコレクション」では、約14,000点におよぶ所蔵作品から時期ごとに選りすぐりの名作を紹介します。今期は、三島由紀夫生誕100年を記念した細江英公「薔薇刑」や、没後30年を迎える榎倉康二の特集を開催。奈良美智《Harmless Kitty》(1994)が約2年ぶりに展示される点も注目です。

会期:2025年11月5日(水)〜2026年2月8日(日)
場所:東京国立近代美術館 所蔵品ギャラリー(4〜2階)
開館時間:10:00〜17:00(金・土曜は10:00〜20:00、入館は閉館30分前まで)
料金:一般500円(400円)、大学生250円(200円)
   高校生以下・18歳未満・65歳以上無料
   金・土曜17時以降は割引料金(一般300円、大学生150円)
その他:休館日:月曜日(11月24日、1月12日は開館)、11月25日、12月28日〜1月1日、1月13日
    1階企画展「アンチ・アクション」との関連展示あり
URL:https://www.momat.go.jp/exhibitions/r7-2
画像:奈良美智《Harmless Kitty》1994 年 © Yoshitomo Nara

東京アートミュージアム 「高山夏希個展 まだかたちのない景相体」

アクリル絵具の層を彫刻刀で削り取る独自の技法で注目を集める高山夏希の個展です。今展では、彫刻やインスタレーションなど多様な作品を通して、視覚だけでなく身体感覚で感じ取るような展示空間を創出します。安藤忠雄が設計した建築空間に響き合う、新たな表現のかたちを体感できます。

会期:2025年10月4日(土)〜12月14日(日)
場所:東京アートミュージアム(東京都調布市仙川町1-25-1)
開館時間:11:00〜18:30(入館は18:00まで)
料金:一般500円、大高生400円、小中学生300円
その他:休館日:月・火・水曜日(開館日は木・金・土・日曜日のみ)
URL:http://www.tokyoartmuseum.com/

埼玉県立近代美術館 「野島康三と斎藤与里―美を掴む手、美を興す眼」

埼玉ゆかりの写真家・野島康三と洋画家・斎藤与里の交流に焦点をあてた展覧会です。大正期における二人の親交を手がかりに、作品や資料を通して日本近代美術の新たな一面を紹介します。異なる分野で「美」を追求した二人の眼差しが交差する貴重な機会です。

会期:2025年11月1日(土)〜2026年1月18日(日)
場所:埼玉県立近代美術館(北浦和公園内)
開館時間:10:00〜17:30(入場は17:00まで)
料金:一般1,400円、大・高生1,120円、中学生以下・障害者手帳提示者(付添1名)無料
その他:休館日:月曜日(11月3日、11月24日、1月12日は開館)、年末年始(12月30日〜1月3日)
URL:https://pref.spec.ed.jp/momas/2025nojima_yori
画像:斎藤与里《法々華経》1909年頃|油彩、カンヴァス|碌山美術館蔵

神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 「川口起美雄 Thousands are Sailing」

テンペラと油彩を組み合わせた独自の技法で詩的な風景を描き続けてきた川口起美雄の個展が開催されます。公立美術館での個展は約10年ぶりとなり、初期の代表作から新作を含む約40点を展示。幻想的な風景や寓意に満ちた作品を通して、半世紀にわたる創作の軌跡をたどります。

会期:2025年11月1日(土)〜2026年2月1日(日)
場所:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館(神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1)
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
料金:一般700円(600円)、20歳未満・学生550円(450円)、65歳以上350円、高校生100円
   ※( )内は20名以上の団体料金
その他:休館日:月曜日(11月3日、11月24日、1月12日を除く)、12月29日〜1月3日
    無料開館日:11月3日(文化の日)/関連企画としてギャラリートークあり
URL:https://www.moma.pref.kanagawa.jp/
画像:川口起美雄《柘榴(グラナダ・アプフェル)》1977年 テンペラ、油彩、カンヴァス 個人蔵

水戸芸術館現代美術ギャラリー 「磯崎新:群島としての建築」

2022年末に逝去した建築家・磯崎新の没後、国内初となる大規模な回顧展です。都市や建築のみならず、美術・思想など多分野にわたる活動を「群島」として再構成し、模型や図面、スケッチ、インスタレーションなどを通してその全貌を紹介します。自身が設計した水戸芸術館を舞台に、20世紀建築を代表する磯崎の創造の軌跡をたどります。

会期:2025年11月1日(土)〜2026年1月25日(日)
場所:水戸芸術館現代美術ギャラリー
開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
料金:一般900円、団体(20名以上)700円
   高校生以下・70歳以上・障がい者手帳所持者および付添1名無料
   年間パス2,000円/「ファーストフライデー」対象日:学生・65〜69歳100円(要証明書)
その他:休館日:月曜日(11月3日、11月24日、1月12日は開館)、年末年始(12月27日〜1月3日)、臨時休館日(11月4日、11月25日、1月13日)
URL:https://tinyurl.com/yemc63wy
画像:《つくばセンタービル》1983年竣工、竣工写真、1983年、© Kochi Prefecture, Ishimoto Yasuhiro Photo Center Photo: Yasuhiro Ishimoto

国立国際美術館 「コレクション 2」

国立国際美術館では、特集展示「21世紀の想像力」と通年展示「コレクション・ハイライト」で構成する「コレクション2」を開催します。21世紀に入ってから25年間に制作された現代美術を通じて、私たちが生きる時代の感性や価値観の変化を多角的に見つめ直す試みです。国内外の多様なアーティストの作品から、現代の表現が映し出す新たな世界観を感じ取ることができます。

会期:2025年11月1日(土)〜2026年2月15日(日)
場所:国立国際美術館 地下2階展示室(大阪市北区中之島4-2-55)
開館時間:10:00〜17:00(金曜は20:00まで、入場は閉館30分前まで)
料金:一般430円(220円)、大学生130円(70円)
   高校生以下・18歳未満・65歳以上無料
その他:休館日:月曜日(11月3日、11月24日、1月12日は開館、翌火曜休館)、年末年始(12月28日〜1月5日)
    無料観覧日あり(詳細は公式サイト参照)
URL:https://www.nmao.go.jp
画像:ジョージェ・オズボルト《お目にかかれて嬉しいです》2009年 国立国際美術館蔵 © Djordje Ozbolt, Courtesy of TARO NASU

豊田市美術館 企画展「アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦」

ジェンダー研究の観点から美術史を読み直す企画展です。日本の戦後美術において女性作家が果たした独自の役割に注目し、草間彌生、田中敦子をはじめ14名の作家による約120点の作品を展示。彼女たちが時代の「アクション」にどう応答し、挑戦してきたかを多角的に探ります。中嶋泉氏の研究を基に、美術史を新たな視点で再考する試みです。

会期:2025年10月4日(土)〜11月30日(日)
場所:豊田市美術館(展示室6・7・8)
開館時間:10:00〜17:30(入場は17:00まで)
料金:一般1,500円、高校・大学生1,000円、中学生以下無料
その他:休館日:月曜日(10月13日、11月3日、11月24日は開館)
URL:http://www.museum.toyota.aichi.jp
画像:山崎つる子《作品》1963年 兵庫県立美術館蔵(山村コレクション)© Estate of Tsuruko Yamazaki, courtesy of LADS Gallery, Osaka and Take Ninagawa, Tokyo

21_21 DESIGN SIGHT 企画展「デザインの先生」

デザインジャーナリストの川上典李子とキュレーターの田代かおるをディレクターに迎えた企画展です。ブルーノ・ムナーリ、マックス・ビル、アキッレ・カスティリオーニ、オトル・アイヒャー、エンツォ・マーリ、ディーター・ラムスの6名を「デザインの先生」として紹介。それぞれの思想、教育、社会への視点を通じて、デザインが未来にどのような可能性をもたらすかを探ります。さらに、日本のデザイン教育の礎を築いた向井周太郎(1932–2024年)の視点も取り上げます。

会期:2025年11月21日(金)〜2026年3月8日(日)
場所:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー1&2(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
開館時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)
料金:一般1,600円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
その他:休館日:火曜日、年末年始(12月27日〜1月3日)
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
特別協賛:三井不動産株式会社
URL:https://tinyurl.com/tmmmzxby

東京都現代美術館 「開館30周年記念展 日常のコレオ」

東京都現代美術館の開館30周年を記念して開催される大規模展です。国内外約30組のアーティストによる作品展示や、参加型のパフォーマンス、ワークショップなどが展開されます。日常の身振りや場所の成り立ちに着目し、これからの美術館の在り方を多角的に考えるためのプラットフォームを目指します。

家庭や制度的空間、都市、地域社会など、人々の営みに潜む主体性や変容に光を当てるとともに、東京でのリサーチをもとに制作された新作も多数紹介。社会構造に内在する暴力や抑圧の力学を可視化しながら、経験や記憶、切望に基づく創造性とユーモア、そして抵抗の身振りを描き出します。

会期:2025年8月23日(土)〜11月24日(月・振休)
場所:東京都現代美術館(企画展示室1F、B2F、ホワイエ ほか)
開館時間:10:00〜18:00(8・9月の毎金曜は21:00まで、入場は閉館30分前まで)
料金:一般2,100円、大学生・専門学校生・65歳以上1,100円、中高生500円、小学生以下無料、ツインチケット3,500円
その他:休館日:月曜日(9月15日、10月13日、11月3日、11月24日は開館)、9月16日、10月14日、11月4日
URL:https://tinyurl.com/2v2jtucy

福田美術館・嵯峨嵐山文華館 「上村松園と美人画の軌跡」/「浮世絵と美人画の軌跡」

理想の美を追い求めた日本画家・上村松園の生誕150年を記念する特別展です。福田美術館では、初期の名作《長夜》や初公開作品《二軒茶や図》など代表作28点を一挙公開。松園が築いた美人画の世界とともに、同時代の画家たちの作品も紹介します。

隣接する嵯峨嵐山文華館では、祇園井特や鏑木清方の肉筆浮世絵をはじめ、江戸時代の風俗画などを展示。女性たちが彩る華やかな「浮世」の世界を通して、美人画の系譜を二館で体感できる展覧会です。

会期:2025年10月11日(土)〜2026年1月18日(日)
(前期:10月11日〜12月1日/後期:12月3日〜1月18日)
場所:福田美術館・嵯峨嵐山文華館(京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町)
開館時間:10:00〜17:00(最終入館16:30)
料金:要確認(詳細は公式サイトをご参照ください)
その他:休館日:11月11日、12月2日、12月16日、12月30日、12月31日、1月1日
URL:https://www.fukuda-art-museum.jp/ またはhttps://www.samac.jp/](https://www.samac.jp/
画像:池田蕉園《もの詣で・春の日》 1907年・1908年  福田美術館蔵 通期展示

森美術館 「森万里子展」

人間性と宇宙の神秘に迫る「Oneness(万物の一体性)」をテーマに、森万里子が提示する精神世界への旅を体感できる大規模個展です。古代哲学や宗教観の探究を背景に、国や文化の境界を超えて人々を結びつける感覚を、スケールの大きなインスタレーションを通して表現します。光、音、テクノロジーを融合した作品群が、観る者の内なる意識を呼び覚まします。

会期:2026年10月31日(土)〜2027年3月28日(日)
場所:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
主催:森美術館
協力:グッゲンハイム美術館アジアン・アート・イニシアティブ
企画:アレクサンドラ・モンロー(グッゲンハイム美術館)、片岡真実(森美術館館長)
その他:休館日・開館時間は公式サイト参照
URL:https://tinyurl.com/5atwr8mx
画像:森万里子《Wave UFO》1999–2002年 撮影:リチャード・リーロイド © Mariko Mori / Courtesy of Mori Art Museum

LURF GALLERY 「FEEL」谷一心個展

渦をモチーフに世界や生命の成り立ちを探る抽象絵画で知られる谷一心の個展です。谷の制作の起点には風景画があり、本展では「風景」と「渦」という二つのテーマが交差します。抽象と具象を行き来することで生まれる新たな絵画表現が、見る者の感覚と直感を刺激します。

会期:2025年11月7日(金)〜12月7日(日)
場所:LURF GALLERY
開館時間:11:00〜19:00
料金:無料
その他:休館日:月曜日(予定)
URL:https://tinyurl.com/mr384yh5

KOTARO NUKAGA 「A Petal Silently Falls」
イギリス人アーティスト夫妻、アニー・モリスとイドリス・カーンによる二人展です。鮮やかな色彩と有機的なフォルムで知られるモリスと、言葉や時間の重なりをテーマに静謐な作品を生み出すカーン。互いの表現に影響を与え合いながら生まれた最新作が、六本木と天王洲の両会場で展示されます。二人の芸術的共鳴が織りなす空間を体感できます。
会期:2025年10月29日(水)〜12月26日(金)
場所:KOTARO NUKAGA(六本木・天王洲)
開館時間:11:30〜18:00(火〜土)
料金:無料
その他:日・月・祝日休廊
URL:https://tinyurl.com/2wt253vm

東京都庭園美術館 「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル ― ハイジュエリーが語るアール・デコ」

アルフレッド・ヴァン クリーフとエステル・アーペル夫妻の結婚を契機に誕生したヴァン クリーフ&アーペル。本展は、1925年の「アール・デコ博覧会」から100周年を記念し、ブランドが築いてきた詩的なデザインと卓越した技法の軌跡を紹介します。煌めくハイジュエリーを通して、アール・デコの精神と時代の美意識を体感できる展覧会です。

会期:2025年9月27日(土)〜2026年1月18日(日)
場所:東京都庭園美術館
開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:未定
その他:休館日:毎週月曜日および年末年始(12月28日〜1月4日)
URL:https://tinyurl.com/2fsdhrhu


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