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【締め切り間近】Architizerが第11回「A+アワード」エントリー受付中

世界最大規模のオンラインプラットフォームArchitizerが主催する建築アワード「A+アワード」が、アワード第11回目の募集を開始しました。募集期間は、2022年10月17日から2023年2月24日までです。NPO青山デザインフォーラム(ADF)は、今年度もArchitizerのメディアパートナーとして「A+アワード」をサポートします。

Tony Fruit Office by TAA DESIGN, Photo credit: Huang Le

A+アワードは、80カ国超を対象に、世界中の建築や空間を最も民主的な方法で選考し、顕彰する世界最大規模のアワードプログラムです。昨年開催された第10回 A+アワードには、5000件を超える応募作品に対し、100カ国超から400,000件以上もの一般投票がありました。11回目となる今回は、素晴らしいデザインを民主的に選び、進化し続ける建築の力を強調し、未来のために努力する建築事務所の功績をたたえる、という本来のミッションをより一層強化していきます。今回も、人々の日常へのデザインの影響力を重視した選考基準でオンライン一般投票が実施され、アワードの民主性を維持します。

Qaammat Pavilion by Konstantin Arkitekter, Photo credit: Julien Lanoo

"このアワードが、有意義でチェンジメーカーとなるような開発を世界と共有するまたとない機会を提供することで、我々の住む地球やコミュニティの改善に繋がるプロジェクトがコンスタントに生み出されているのです。"

マイケル・グリーン(Micheal Green Architecture 創設者兼代表)

建築デザインおよび建設業による炭素排出量は、地球全体の排出量の40%を占めており、環境レジリエンス(強靭性・回復性)の強化において建築が重要な役割を担っています。第11回 A+アワードでは、サステナブルデザインへの取組み姿勢をさらに進化させるべく、グリーンデザインの最前線で奮闘する建築家やデザイナーの仕事を正しく評価できるサステナビリティーの達人たちとの連携を高めます。グリーンビルディングに特化した視点で特定の地域及び世界中のプロジェクトを評価する賞を設け、アワードのサステナブルな側面を強化します。

Little Island by Heatherwick Studio, Photo credit: Timothy Schenck

"我々は常に自分に問いかけています。「我々が生涯をかけて行っていることは、果たして問題の解決なのか、それとも問題そのものなのか?」建築はどこへ向かっているのか、対話を続けることが大事なのです。"

マイケル・ロジキンド(Rojkind Arquitectos創設者)

さらに、昨年新設された「ファームアワード」が、今年も戻ってきます。このカテゴリーには、事務所の大きさや新しさ、分野によって細かく賞が設けられており、世界中のあらゆる規模や専門の事務所の功績を称えます。そして今年は、メタバースのスペースだけでなく、新しい素材や実験的な技術を取り入れたものなど、先進的で新しいデザインプロジェクトを評価する新カテゴリーもあります。119のカテゴリー一覧はウェブサイトで参照可能となっております。

写真詳細:上から順に
・Khat by Studio Toggle, Photo credit: courtesy of Studio Toggle
・550 Madison Lobby by Gensler, Photo credit: James Ewing
・Norfolk by KOICHI TAKADA ARCHITECTS, Photo credit: Scott Burrows
・Ministry of Taxes by FXCollaborative, Photo credit: Courtesy of Tefken Construction

"全ての建築・空間において、交流を育み、コミュニティをひとつにする空間を創出することが可能で、我々はそれを実践する必要があるのです。"

サンジャイ・プリ(Sanjay Puri Architects 代表)

写真詳細:上から順に
・Timber Bridge in Gulou Waterfront by LUO studio, Photo credit: Jin Weiqi
・Restaurant of Metasequoia Grove by GOA (Group of Architects), Photo credit: Zhao Yilong

審査は、Architizerにより選ばれた建築、デザイン、アート、テクノロジー、ファッション、メディア、ビジネス、不動産などの分野の有識者やアーティスト、約250人によって行われます。

歴代審査員の一例:

ワンディール・ムティヤネ(Ubuntu Design Group)
スーチ・レディ(Reddymade)
トーマス・ロビンソン(LEVER Architecture)
サラ・コラタ(Disrupt Symposium)
オアナ・スタネスク(Oana Stanescu Studio)
レズリー・ロッコ(African Futures Institute)
タオ・リウ+チンエン・ツァイ(Atelier Tao+c)

The Chamber Church by BUZZ / Büro Ziyu Zhuang, Photo credit: Shengliang Su

また、今年も世界の優れた空間をまとめた『The World's Best Architecture』が出版されます。これまで安藤忠雄建築研究所やアジャイ・アソシエイツ、スタジオ・リベスキンド、MVRDV、ヘザウィック・スタジオ、ネリ&フーなどの受賞事務所の作品を掲載してきた本書は、その年の注目すべき建築と空間を集めた、最新建築の決定版となっています。

Depot Boijmans van Beuningen by MVRDV, Photo credit: Ossip van Duivenbode

スケジュール

募集開始:2022年10月17日
応募締切:2023年2月24日
ファイナリスト発表:2023年3月
一般投票:2023年3月
受賞者発表:2023年6月

Norfolk by KOICHI TAKADA ARCHITECTS, Photo credit: Scott Burrows

STUDIOS 90 by Sanjay Puri Architects, Photo credit: Ricken Desai

Architizer(アーキタイザー)について

Architizerは、世界最大規模のオンラインプラットフォームとしてニューヨークを拠点とし、2009年より世界中の建築、インテリア、家具、プロダクトなどの優れた作品やプロジェクトを紹介しています。刺激的なコンテンツやアワードプログラム、建築プロダクトマーケットに関する情報や膨大なオンラインリサーチデータなどを通して、建築家の活動をサポートしモチベーションを与えることをミッションとしています。より良い建物を創り、より良い街、より良い世界を実現すべく活動する建築家に必要なツールを提供し続けています。


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