ADFがサポートするミラノ建築家協会とミラノ建築家財団 (Fondazione Ordine degli Architetti P.P.C Della Provincia di Milano)主催のアワード、「Best Graduates Award」の受賞結果が発表されました。ミラノ工科大学の新卒者のデザインと建築に関する論文を対象としたこのアワードは、同大学の卒業生が生み出した建築やデザイン、景観や復元をテーマとした論文を評価し、広く伝える目的で設立され、今回のアワードには74,126人の学生が参加しました。

審査員
Antonella Boisi, journalist, Mondadori
Alberto Bortolotti, councelor of the Order of Architects of Milan
Francesca Frassoldati, professor at the Polytechnic of Turin
Davide Frattini Frilli, architect and designer
Yukio Ishiyama, president of Garde Italy

最優秀卒業生賞
栄えある最優秀卒業生賞に選ばれたのは、Marco Rizzo氏の“Architectural symbiosis / monumental necessity: Superclub +. History and interpretation of the contemporary Club through functional hybridization: Retrofitting of the / 'Ex Cinema Alpi in Milan "です。

ミラノにある元映画館の改造をテーマとしたこの論文は、プロジェクトの複雑さと既存の建築と新しい機能との一体感の良さなどが評価されました。

準グランプリ
準グランプリは現代社会における文化の伝達を再考したFilippo Muzzi氏の “Transonora. Sound transitions of tradition"。3つのサウンドインスタレーションのプロジェクトを通じて論じられた民族音楽の独自性に関する表現が評価されました。

3位入賞作品
3位は、Davide Brugnoni氏、Dario Cassani氏、 Alessandro Dorlini氏による共同研究論文 "Circularity, flexibility and redevelopment - Silo, a multi-scale residential architecture project in the metropolitan interchange area of Crescenzago"。

イタリアのミラノの地区にあるインターチェンジ付近の住宅建築の構想。このプロジェクトはさまざまなスケールにおいても可能なデザインスキルが評価されました。



その他の論文
その他の論文もご紹介します。
1) ““A night terminal: a window to the universe” by Muge Yuruten
「ナイトターミナル：宇宙への窓」というタイトルの、刺激的な能力と表現力豊かな詩学が評価されました。

2) "Next stadium. Sports and architectural paradigm between utopia and reality” by Matteo Gawlak and Riccardo Gialloreto
大胆かつ力のあるユニークな文脈を交えた表現が評価されました。

3) “Sense of home. From fields to city, from shelter to Home” by Chiara Catani
レベルの高いプロジェクトの解釈などが高評価を得ています。

4) “Paraíso cerrado. Widespread Museum of Literature in Granada "by Pedro Escoriza Torralbo
スペイン・アンダルシア州にあるグラナダの文学博物館について、プロジェクトのさまざまな表現などが評価されています。

51) "M.A.T.C.H. Music. ArT. Cultures. Heritage. System of Minimal Architectures for collec
tive use for the city of New York "by Erika Anelli and Linda Guariento


さまざまな状況で使用できる設計システムの開発について伝えています。