Photo : ARCHIDEX 2025 takes place across two iconic venues: MITEC from 21 to 24 July and KLCC from 23 to 26 July, welcoming over 56,000 visitors from 110 countries and featuring more than 850 exhibitors
マレーシアは、アジアを代表する建築ビジネスイベント「ARCHIDEX」と、ASEAN不動産会議「AREC 2025」を、2025年7月にクアラルンプールで開催することを正式に発表しました。ARCHIDEXはクアラルンプール建築フェスティバル(KLAF)の一環として、AREC 2025はマレーシア住宅・地方政府省(KPKT)が主導するASEAN議長国イニシアティブとして開催されます。NPO青山デザインフォーラム(ADF)は、本イベントのメディアパートナーとして参加しています。
MITEC の見どころ
MITECでは、窓・ドア・ガラス・ファサードの最新技術に特化した展示「FENESTEX」や、建築学生を対象とした地域デザインコンペティション「ARCHITALENT」、さらに「DATUMカンファレンス」などが実施されます。最新の照明技術や建築資材にも触れることができます。
KLCC の見どころ
KLCC会場では、オーストリア、中国、韓国、シンガポール、カナダなどのナショナルパビリオンが登場します。また、ASEAN初の実物大ワークプレイス・シミュレーション「WoW(World of Works)」も初披露され、スマートビル、順応性のあるインテリア、持続可能な都市ライフスタイルをテーマとした展示が行われます。
Photo : This year’s edition reaffirms Malaysia’s commitment to sustainable urbanisation and regional collaboration in shaping the cities of tomorrow.
AREC 2025
AREC 2025もKLCCで開催され、手頃な住宅や強靭なインフラをテーマにしたフォーラム、ビジネスマッチングセッション、都市変革ソリューションに関する展示など、充実したプログラムが予定されています。また、新たな取り組みとして、「KL建築ウィーク(KLAW 2025)」が、ARCHIDEXを会場の外にも広げ、旧クアラルンプールやジャラン・プタリンを中心に、展示・ヘリテージツアー・都市型アクティベーションを通じて、専門家と市民が共に楽しめる企画が展開されます。
PAM会長のコメント
マレーシア建築家協会(PAM)の会長、アドジャンクト・プロフェッサー アル・アドリアンタ・アジズ氏は、ARCHIDEXが建築分野の成長、対話、イノベーションの中核的なプラットフォームであると述べ、ARCHITALENTなど将来志向の取り組みによって若手人材を育成することの重要性を強調しました。
ARCHIDEXについて
ARCHIDEXは2000年に創設された、アジア有数の建築・建設業界向けプラットフォームです。PAMとC.I.Sが共同で主催しており、戦略的なトレードショー、DATUMカンファレンス、ビジネスマッチング、ネットワーキング、アワードなどを通じて、業界のイノベーションと連携を促進しています。
ADFについて
ADF(青山デザインフォーラム)は、2009年に設立された非営利団体で、デザインに関連する教育・文化の向上に貢献することを目的としています。国内外の組織や市民と幅広くネットワークを構築し、多様なデザイン関連情報を収集・発信しています。