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ADFアートギャラリープロジェクト Vol.34 HARUNA SHIKATA 個展「Overwrite」

この度、2025年8月1日(金)から8月9日(土)までの9日間、アーティスト HARUNA SHIKATA による個展「Overwrite」を開催いたします。

本展覧会「Overwrite」は、「情報や感情、自己体験への上書き」というコンセプトのもと作品を展示いたします。
SHIKATA 自身は、私たちの脳内や心に刻まれ続ける様々な出来事や記憶に対し、「それらにリスペクトを持ちながら、前向きに何ができるか」という根源的な問いから着想を得て、一連の作品を制作。本展を通じ、現代社会における新たな創造性のあり方、そして脳内で思考するだけでなく、実際に手を動かし過去や既存の事柄を「上書き」していくことの可能性を探求します。

私たちは日々の生活の中で、過去の経験や膨大な情報によって形成された感情や記憶に縛られることがあります。これらは時に、私たちを苦しめるトリガーとなり得る側面も持ち合わせています。本展で提示される「Overwrite(上書き)」は、そのような情報記憶に対し、ネガティブな要素を打ち消すのではなく、肯定的な「編集」や「加工」行為として向き合うことを提起します。

作家自身が記録した文字、イラストレーション、ドローイング、写真といった多様なイメージをベースに、デジタルとアナログ双方の技法を駆使し、加工・編集を繰り返し、その上から様々なマテリアルを用いたペインティングで新たな層を「上書き」していくことで、独自の視覚言語を持つ平面のミクストメディアアート作品を生み出します。これらの作品群は、記憶の断片が重なり合い、再構築されていく過程そのものを視覚化しています。ぜひこの機会にご高覧ください。

Profile:
HARUNA SHIKATA
Overwrite(情報や感情、自己体験への上書き)をコンセプトに作品制作を行なっている。脳内に蓄積された感情や経験をはじめとする情報は正の意を持って役立つこともあれば、自身を苦しめる負のトリガーにもなり得る。SHIKATA 自身は、その理由を自己体験に基づき脳内に保存されて以降、更新されない情報記憶として存り続けているからであると考えている。

意図的または無意識的な脳内における情報の蓄積に対し Overwrite(上書き)を施す。
具体的には、自身の実体験や思考・感情に紐付く写真・文字(フォント)・イラストレーション・ドローイング等をベースに加工と編集を繰り返し、具象的な存在を抽象化し、銀箔などの上に UV インクジェット印刷を用い出力後、さまざまなマテリアルを用いペイントを加えるなどして自分の手で上書きをする。

現在の視点から物事を観測後、再構成することで元あった情報とは別物・新しい存在を自ら作る。これら一連の制作過程を通し、自らの足を止めてしまう過去に戻りたくなるような出来事や、心に引っかかる過去の出来事を前向きに受け入れ、豊かな未来へと前を見て進むためのトライとして制作活動をしている。

Biography:
・2022 - 作家としての活動を始める
・2022 - 桑沢デザイン研究所 卒業
・1996 - 神奈川県 生まれ

Exhibition:
・2025.6 - 「Tone」YOD KYOTO
・2025.4 - 「tagboat ARTFAIR2025」
・2025.4 - 「ART@FUKUOKA」
・2025.1 - 「What You See Underneath」YOD TOKYO
・2024.6 - 個展「Trajectry」gallery201
・2023.12 - WHATCAFE EXHIBITION vol.32
...etc

Award:
・2025.1 - 『100人10』 審査員賞
・2023.11 - 『美の起原展2023』 奨励賞
・2023.8 - 『Independent Tokyo 2023』タグボート特別賞

Collaboration:
・2024.6 - Quarter Room
・2023.12 - MUSTARD HOTEL SHIMOKITAZAWA

ADFアートギャラリープロジェクト Vol.34 HARUNA SHIKATA 個展「Overwrite」

開催情報:
会期:2025年8月1日(金)〜8月9日(土)
会場:GARDE Gallery(東京都港区南青山5-2-1 NBF ALLIANCEビル4F)


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