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ADFデザインアワード2026 受賞者発表

NPO青山デザインフォーラム(ADF)が主催する世界の建築家を対象にしたアワード「ADFデザインアワード2026」審査結果が発表され、最優秀賞作品と優秀賞作品が決まりました。

最優秀賞は、小池 啓介(Thirdparty / K2YT)に送られました。優秀賞は、Jeravej Hongsakul (IDIN Architects) ならびに Jannis Renner(ATELIER BRÜCKNER)に決まりました。
各受賞者の皆さま、おめでとうございます。

本アワードは、建築・デザイン業界の世界的著名人を審査員に招いた、賞金総額30,000米ドルの大型デザインアワードです。受賞者には2026年4月21日から始まるミラノサローネ期間中、ミラノでのアワード授賞式出席やミラノ建築家協会が主催するミラノ工科大学の卒業作品アワードとインテリアデザイン会社GARDEと共同での作品展示の機会が設けられております。この機会に、本アワードに応募された方々と運営をサポートしていただいた全ての方々に改めて御礼を申し上げます。



「ADFデザインアワード2026」受賞者
最優秀賞受賞者: 小池 啓介(Thirdparty / K2YT)

小池啓介は1974年、神奈川県逗子市に生まれる。海と山に囲まれたこの町で過ごした多感な時期の経験は、現在の建築設計のアプローチにも大きな影響を与えている。1994年に早稲田大学に入学し、2000年に同大学大学院を修了。2001年、大学時代の恩師である建築家・古谷誠章が主宰するNASCAに入所し、建築設計の実務経験を積んだ。2008年に設計事務所K2YTを設立し独立。さらに大規模建築プロジェクトにも取り組むため、2012年に設計事務所Thirdpartyを共同設立した。2013年より早稲田大学、2017年より武蔵野大学にて非常勤講師を務めている。

カテゴリー: 文化的建造物
作品名: 都城こみぞ眼科
作品紹介:
この眼科クリニックは、待ち時間を単なるスクリーンに向かう受動的な時間ではなく、意味のある体験として過ごす時間へと再解釈することを目指した。建物は単一の大きなボリュームとなることを避け、天井高さの異なる屋根を分節することで構成されている。これにより、公園のように開かれた空間と、落ち着いた親密な空間が共存する。屋根の間に挿入された庭は柔らかな自然光を内部へ導き、内外の境界を緩やかに曖昧にする。動線となる廊下も滞在の場として機能し、屋内外に設けられた座席によって、患者はそれぞれの居場所を選びながら穏やかな時間を過ごすことができる。地域に開かれた環境の中で、安心感と静かなプライバシーを両立する医療空間を実現している。

優秀賞: Jeravej Hongsakul (IDIN Architects)

Jeravej Hongsakulは2004年に建築設計事務所IDIN Architectsを設立した。同事務所の設計哲学は、自然環境、都市の文脈、そして利用者の個性といった複数の「自然(natures)」を、統合された建築表現として結びつけることにある。この理念は事務所名にも表れており、「IDIN」はIntegrated Design Into Nature(自然の中へ統合されたデザイン)を意味する。また、タイ語の「idin」は雨上がりに立ちのぼる土の香りを指す言葉でもある。IDIN Architectsはこれまでに、ASA AwardsやTIDA Awardsといった国内の賞に加え、Arcasia Awards for Architecture、GOOD Design Award、The Plan Award、Architizer A+ Awardsなど、数多くの国際的なデザイン賞を受賞している。

カテゴリー:ホスピタリティ
作品名: Harudot
作品紹介:
「Harudot」は、自然と建築の統合を通して「成長」と「新しい始まり」というコンセプトを表現した独立型のカフェである。本計画は、タイで著名なカフェブランドNana Coffee Roastersと、エキゾチックな植物を愛する敷地オーナーとの協働によって実現した。建築は単純化された切妻屋根をわずかに引き離すことで構成され、その隙間から樹木が建築の中へと成長する余地を生み出している。それはまるで建物の中心に種が植えられ、外皮に守られながら芽吹くかのような空間構成である。外装は黒く焼いた木材によって落ち着いた簡潔な表情をつくり出し、内部では流れるような曲線と温かみのある木の色調が広がることで、外観とは対照的な豊かな空間体験が展開する。

優秀賞: Jannis Renner(ATELIER BRÜCKNER)

©Tom_Maurer
Jannis Rennerは、シュトゥットガルトを拠点とするATELIER BRÜCKNERのシニア・プロジェクトマネージャーである。建築家およびプロジェクトマネージャーとして10年以上の経験を持ち、複雑な展示空間および建築プロジェクトの構想、開発、設計、調整、実現に携わってきた。彼の業務は、コンペティション設計から実施設計、施工計画、さらに改修・リノベーション・新築プロジェクトにおける施工管理に至るまで、プロジェクトの全フェーズにわたる。2017年からはコンスタンツ応用科学大学(HTWG Konstanz)にて講師を務め、異文化的文脈における建築をテーマに教育活動を行っている。ドイツ建築家協会の会員でもある。

カテゴリー: ホスピタリティ
作品名: 2025年大阪・関西万博 ウズベキスタン館
作品紹介:
2025年大阪・関西万博におけるウズベキスタン館「Garden of Knowledge: A Laboratory for a Future Society(知の庭園:未来社会のためのラボラトリー)」は、建築、展示、そして没入型のストーリーテリングを通して同国の変革を紹介するパビリオンである。建築は歴史的なキャラヴァンサライ(隊商宿)に着想を得ており、交流と学びの場としての空間を現代的に再解釈している。屋上には、ヒヴァのジュマ・モスクの列柱ホールを想起させる彫刻的な木造構造によるルーフトップガーデンが設けられている。内部ではサステナビリティ、イノベーション、教育といったテーマを展示し、360度のマルチメディア体験を伴う上昇式プラットフォームが来場者の大きな見どころとなる。パビリオンは再利用可能な構造として計画されており、会期後にはヌクスへ移設され、子ども図書館の一部として再建される予定である。

©Josef Sindelka

©Josef Sindelka

ADFデザインアワード2026 審査員
Dr. Ooi Boon Seong Chief Executive Director of OD&A
Maria Vittoria Capitanucci Milan Order of Architects
M.L. Varudh Varavarn Founder, Principal Architect of Vin Varavarn Architects
Seuk Hoon Kim Executive Director of Korean Society of Interior Architects/Designers
Suzy Annetta Founder and Publisher of Design Anthology
Kelly Tan Acting Director of Industry, DesignSingapore Council
Marco Bevolo Adjunct Professor of Design Future, World University of Design; Founder of Marco Bevolo Consulting
Heather Dubbeldam Principal of Dubbeldam Architecture + Design
Mark Olthoff Principal, Owner of OLSON KUNDIG
Christina Yao China Editor of Dezeen
Ben Kikkawa Zaha Hadid Architects
Nicola Maniero Kengo Kuma & Associates


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