NPO青山デザインフォーラム（ADF）は、16回目となるADF主催の国際デザインアワード「ADFデザインアワード2026」の審査員（第一弾）を発表いたします。今年度も世界各地から建築・デザイン業界の著名人が参加し、第一弾として以下の4名が決定しました。


Christina Yao / China Editor of Dezeen

Christina YaoはDezeen中国版の編集者として、WeChatおよびRed Noteアカウントの運営を担当し、中国およびアジア太平洋地域における建築・デザインの取材・報道を統括しています。現在は上海とメルボルンを拠点に活動。以前はロンドンに6年間滞在し、週刊誌『China Business Network（中国商業網）』のヨーロッパ特派員を務めました。2019年末に中国へ帰国後、『Business of Fashion』中国版のマネージング・エディターを経て、2021年にDezeenへ加わりました。


M.L. Varudh Varavarn / Founder, Principal Architect of Vin Varavarn Architects

M.L. Varudh Varavarnは、タイ・バンコクを拠点とする建築事務所 Vin Varavarn Architects（VVA）の創設者です。また、現代タイ芸術の分野で活躍する生存作家に贈られる国内最高栄誉「2022年シルパトーン賞（Silpathorn Award）」の受賞者でもあります。
彼のプロジェクトは国内外で高く評価され、国際バルバラ・カッポッキン建築ビエンナーレ最優秀賞、Golden Pin Best Design Awards 最優秀賞、Design Anthology PEOPLE Awards 最優秀賞、RIBA International List 2018、ASA建築デザイン賞金賞など、数々の受賞歴を持ちます。
さらに、建築を社会的インパクトを生む手段として捉え、非営利団体と協働しタイ各地の恵まれない地域で学校や低コスト住宅の設計にも取り組んでいます。2018年には「第18回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」タイ館のチーフキュレーターを務めました。


IDr Ooi Boon Seong / Chief Executive Director of OD&A

Ooi氏はマレーシアのインテリアデザイン界で高く評価されているデザイナーで、The BrandLaureateによる「2019年 Industry Icon Award」を含む30を超えるExcellence Awardを受賞しています。マレーシアインテリアデザイナー協会（MIID）の設立に重要な役割を果たし、2022〜2024年には会長を務めました。
また、若手デザイナー育成にも尽力し、LAM、PAM、MIID、Star Property、Asia Young Designer Award（AYDA）など主要コンペティションの審査員として業界の発展に貢献しています。現在は、30年以上の経験を活かし、受賞歴のあるインテリアデザイン事務所 OD&A を率いています。


Marco Bevolo / Adjunct Professor of Design Futures, World University of Design; Founder, Marco Bevolo Consulting

Marco Bevolo氏は、インド・ソパルトにあるWorld University of Designのデザインフューチャーズ専任講師であり、オランダ・ブレダ応用科学大学の研究員としても活動しています。ティルブルフ大学 行動・社会科学学部大学院にて博士号を取得。
1999〜2009年にはフィリップス・デザインのディレクターを務め、city.people.light の第2回グローバル版を主導。続く2010〜2016年にはフィリップス・ライティング（現 Signify）でアーバンフューチャーズ分野の主席研究員として活躍しました。
また、ソニー・クリエイティブセンターやFabrica/Benettonなどで未来ビジョンに関する講演を行い、FCAやLighting Design Collective などのクライアント向けにコンサルティングも実施。著書は4冊、査読付き論文・雑誌記事は30本以上を発表しています。



「ADFデザインアワード2026」の詳細および応募要項は以下をご確認ください。
ADF公式サイト
ADFデザインアワード2026の詳細ページ
お問い合わせ：award@adf.or.jp