ADF、ミラノ建築家協会、GARDEがミラノデザインウィーク期間中に合同展示を開催

NPO法人青山デザインフォーラム(ADF)が主催する世界のクリエーターやアーティストを対象とした国際デザインアワード「ADFデザインアワード2023」の最優秀賞受賞者の作品が、世界最大の家具・インテリアの見本市「ミラノサローネ」の開催時期に合わせて実施されるレセプションパーティーにて展示されます。

展示詳細
「ミラノサローネ」会期中、作品は、Gardeitaly / Via Tortona, 37のショールームで展示されます。展示期間は、2023年4月18日から23日(10:00から18:00)となっています。「ADFデザインアワード2023」の最優秀賞受賞者の作品に加えて、ミラノ工科大学のNew Graduate Award 2022の受賞作品も発表されます。

「ADFデザインアワード2023」
最優秀賞者 益子一彦&三上建築事務所 / 押田建築設計事務所 (日本)
優秀賞 Senthil Kumar Doss (インド)

最優秀賞:益子 一彦&三上建築事務所 / 押田建築設計事務所

映えある最優秀賞に輝いたのは、益子一彦さんの三上建築設計事務所。本作品が「ミラノサローネ」が開催されるイタリア・ミラノで、審査員やメディア、イタリア企業へのプレゼンテーションを行うレセプションパーティーにて展示されます。

毎年、世界のデザイナー・クリエイターを対象にした国際デザインアワードとして開催してきたADF主催のデザインアワード。最優秀賞受賞者にはミラノ最大の国際イベント「ミラノデザインウィーク」に展示する機会を創出し、優秀なデザイナー・クリエイターの発掘と作品を世界へ向けて発信するサポートをしています。テーマを「建築デザイン」とした今年のアワードも、多様な作品がエントリーされました。

優秀賞 Senthil Kumar Doss (インド)

審査員

この度の審査員は、下記の5名が勤めました。(順不同)
Suzy Annetta スージー・アネッタ

Design Anthology Magazine初代編集長

世界各国で販売されている香港のラグジュアリーデザイン雑誌「Design Anthology」の創設編集長であるスージー・アネッタは、オーストラリア・メルボルン出身のインテリアデザイナーであり、数々の受賞歴を誇る企業のもとで活躍してきました。2014 年初頭に発売され、国際的に成長し続けるDesign Anthologyの初代編集長に就任。同誌はアジア地域で利用できる唯一のデザインマガジンであり、アジア地域または国際的にアジアのデザイナーによる厳選されたハイエンド・プロジェクトに焦点を当てています。2018年にヨーロッパ版が発行され、2019年後半にオーストラリア版を発行。2020年にはThames & Hudson と共同で最初の長編の本が発行されました。

Ottavio Di Blasi オッタービオ・ディ・ブラシ

ODB & Partners代表 ミラノ工科大学の建築学教授
1980 年代にイタリアを代表する建築家レンゾ・ピアノのアシスタントを務め、1990年にミラノで ODB & Partnersを設立。現在、ミラノ工科大学の建築学教授、G124 (イタリア周辺のルネッサンスに専念するイタリア上院によって任命された委員会) 個人指導教員、シンシナティ大学講師、レンゾ・ピアノ財団科学委員会委員として国際的に活躍中。

デザインにおける姿勢は、主義的アプローチを通じて、建築が発明や感情、能力を組み合わせ、幅広いデザインの問題に簡潔な人道的な解決策を提供するという構想に基づいています。近年の主要プロジェクトとして、ミラノ工科大学の建築キャンパス (2020)、SS ジョヴァンニ駅 (2019) 、奴隷制と大西洋横断奴隷貿易の犠牲者ゴレ(2019)などを手がけています。

岡部憲明 Noriaki Okabe

©WPP
岡部憲明アーキテクチャーネットワーク代表
建築家。フランス政府給費研修生として渡仏後、レンゾ・ピアノと20年間にわたり協働。関西国際空港旅客ターミナルビルの設計責任者として実現に携わりました。その後、日本を拠点に建築から小田急ロマンスカーに代表される鉄道車両まで幅広くデザインを手掛けています。

Marialisa Santi マリアリサ・サンティ

ミラノ建築家財団会長

ミラノ工科大学卒業。ミラノの象徴的なピレリ超高層ビルの修復を含む、個人のクライアントや企業向けの建築および修復プロジェクトで RSG と協力。以来、小売業への関心を固め、世界中の国際プロジェクトに協力する専門家として活動。2012年、ジャコモ・クリストフォリと共にスタジオ・クリストフォリ・サンティ・アルキテッティ・アソシアティを設立し、世界中でリテールとインテリアデザインのプロジェクトを展開。2022年、ミラノ建築家財団の会長に就任。

平田晃久 Akihisa Hirata

平田晃久建築設計事務所代表

1971年大阪府生まれ。伊東豊雄建築設計事務所勤務の後、2005年平田晃久建築設計事務所を設立。現在、京都大学教授。主な作品に「sarugaku」、「太田市美術館・図書館」、「Tree-ness House」、「八代市民俗伝統芸能伝承館」等。村野藤吾賞、日本建築家協会賞等、多数受賞。


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